「動きたくない」福島県内の計画的避難区域、なお残る5市町村の1800人
未選択「動きたくない」福島県内の計画的避難区域、なお残る5市町村の1800人
東京電力福島第1原発の事故で、国が計画的避難区域に指定した福島県内の5市町村で、31日の避難期日までに区域に残った住民が対象者約1万人の2割弱に当たる約1800人に上ることが分かった。
村全域が計画的避難区域に指定された飯舘村によると、4月現在の住民基本台帳に基づく村の人口6500人のうち、1427人が残っている。村は6月末までには全住民の避難を終えたい考え。村で唯一のコンビニも31日、店を閉じた。
飯舘村の農業、菅野今朝男さん(63)は5頭の繁殖牛の行き先が分かるまで避難できないでいる。6月11日と20日の競りで5頭の処置が決まれば、県が借り上げた伊達市内の一戸建てに妻とともに避難するつもりだ。「牛たちの移動が決まらないうちは動けない。5月中の避難なんて想定外だ」と話す。
農業、村田積(つもる)さん(79)と妻のサワさん(80)は31日、福島市内に住む長男、和彦さん(51)の迎えの車に乗り、故郷を後にした。
同日午前で、週2回頼んでいたデイサービスも終了。「村で余生を過ごしてほしい気持ちもあるが、介護や放射線の問題を考えると避難するしかない」と和彦さんは言う。
この日、積さんは若いころから植林し、シイタケなどを育てた自宅向かいの持ち山に目をやり、涙を浮かべてつぶやいた。「こっから動きたくない。絶対戻ってくるんだ」。最後に、サワさんと伸びきった庭の草刈りをした。(是永桂一)
(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)
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